県産材をつかった地産地消の家づくり
寺島工務店では、根羽村森林組合と提携して、質のいい長野県産の木材を積極的に利用しています。
県産材に拘る理由は、川上から川下への家づくりの流れにこだわる事で、地元の産業に貢献したいから。
ウッドショック等の輸入危機に左右されずにお施主様に安定して質のいい材木を提供し、県産材を使うことで輸送コストを削減できます。
また、地元の産業が潤うことで長野全体の経済が循環する共存・共栄の家づくりをするためです。
柱、土台には
4寸ヒノキ材を標準仕様
合板や積層材は、木を接着剤でくっつけたものなので、微量ながら接着剤の化学成分を含んでます。この接着剤もシックハウス症候群を引き起こす有害物質の一因。
寺島工務店では柱や土台に4寸(120㎜)の無垢ヒノキ材を標準仕様。
ヒノキは杉に比べて高価ですが、ヒノキに含まれる天然成分が、抗菌・防虫(シロアリ、ダニ)・防臭といった様々な効果を持っています。
無垢の床フローリング
無垢材はそのあじわい深い風合いも魅力のひとつですが、長い目で見たときにメンテナンスがしやすいという利点もあります。
無垢材の方がメンテナンスが大変なんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、フローリングは10年、20年すると、窓際などの湿気の高いところで、徐々に表面が剥がれてきます。
そうなってしまうと、床を張り替えなくてはいけません。
ですが、無垢材は剥がれるということがないので、その風合いを楽しむのもいいですし、表面を磨き、塗装をすれば新しく生まれ変わることもできます。
また、夏でもベタつかず、冬は温かさを感じることができるため、はだしで心地よく歩けます。
そとん壁
そとん壁は、マグマが急激に冷やされて岩になる前に粉末になった、“シラス”を活用した100%天然の外壁材のこと。
非常に細かい微粒子の中に無数の穴が開いた複雑な構造を持っているので、除湿、消臭、分解、イオン化などの様々な機能を持っています。
天然の鉱物顔料を使っているので、紫外線に強く、色あせや劣化もほとんどありません。
防水性も高いため、古代エジプトのピラミッドにも古代コンクリートの原料として使用され、今もその姿をとどめているほど耐久性があります。
コットンクロス
ビニールクロスを使って部屋中を覆う現代の高気密住宅は、人で例えると雨合羽を一年中着ているようなもの。
家も人と同じように、呼吸をしないと壁の中に湿気が溜まり、カビたり腐ったりしてしまいます。
“WB工法”で仕様するクロスはビニールではなく「コットン」を主成分としたものです。
コットンの通気性を用いることで、室内の空気をキレイにして、余計な湿度を溜めこまないから、おうちがカビずに健康的で長持ちします。