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Life Styles

自由気ままに動き回る
愛猫との暮らしを楽しむ

木の香りと光に満ちた
悠々と暮らす2階リビングの家
長野市/Y邸
家族構成/2人、猫2匹
延床面積/134.14㎡(40.57坪)
1F/55.48㎡(16.78坪) 2F/55.48㎡(16.78坪)車庫/23.18㎡(7.01坪)

Uターンを機に出会ったWB工法

もともと県外に暮らしていたY様ご夫妻。在宅勤務が増えたことから、地元長野に家を建てようと決めたそう。土地探しと並行して住宅性能について勉強する中、興味を持ったのがWB工法。

「実際に見学させてもらうと、中に入った瞬間から呼吸がしやすいなと感じました。家の中なのに風が通っているイメージ」と振り返っておられ、中でも「木の香りや素材感はもちろん、つくりが素晴らしくて、仕上がりの美しさに感動しました」と、当社にご依頼いただきました。

設計を担当したのは萌建築設計工房。明確な要望があったご夫妻は、できること・できないことを考えながら建築士と何度もプランを練り直し、1年以上話し合いを重ねました。

機能的でいて統一感のある木の造作を

完成したのは、南西に大きく開いた2階リビングの住まい。

住宅街という周辺環境からLDKを2階に配し、光がたっぷり入るLDKから和室、デッキテラスまで、ひとつの空間のように視線が自然と抜けていく。リビングを広く取るためキッチンは壁付けを選び、収納も使う場所に合わせ造作。デザインに統一感を持たせました。

「明るいだけでなく、家中ほんのり暖かで心地良いです」と、おふたりとも暮らしやすさを実感。ふと視線を上げると、あらわしの梁を自由に歩き回る愛猫たちの姿が。市街地に建つ伸びやかな住まいで、木の香りに包まれた新生活がスタートしました。

「猫の脱走防止に扉を付けることも考えましたが、自由にできるオープンな間取りにしました」と奥さま。建具を減らすことでコストダウンにもつながりました。スノコ状のキャットウォークのエアコン下は、寒い日のお気に入りの場所。
リビングの梁からロフトへ行き来きるよう壁に出入口を設けるなど、愛猫への工夫が随所に。ロフトの用途は収納がメインですが、リビングと一体化することで広がりも生まれました。
キッチンとダイニングの間のカウンターテーブルもオリジナル。リビング側はイスに座ったときに足が収まるスペースを、キッチン側には置き家具が入る空間をつくりました。
リビングに設けたカウンターは奥さまのワークスペース。キッチン側の壁には本棚も造作し、スペースを有効活用することで広々とした空間を実現しています。
和室は構造材を活かした格天井で、デザインとコストカットを両立。縁側気分が楽しめるよう、一部を板張りにしました。
1階の玄関ホール。階段をはじめ、木の美しさを最大限引き出しました。
玄関土間からフラットに続く、ご主人のワークスペース。「キャンプや釣り道具をそのまましまえるよう、土間にしました。仕事をしながら道具を眺めるのにも憧れていたので」とご主人。