長野の冬を暖かく過ごすには?断熱等級だけではわからない、本当に快適な家づくり
朝晩が少し寒く感じられる季節になってきましたね。
今朝は朝5時から早朝ランニングに出かけましたが、外はまだ真っ暗でした💦

走り始めは少し肌寒く感じましたが、走っているうちに体も温まり、気持ちの良い朝を迎えることができました。

長野の秋は短く、これからあっという間に寒い冬がやってきます。
そろそろ暖房をつけようかと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、**「長野の冬を暖かく快適に過ごすためには、どんな家づくりをすればいいのか?」**について、私自身の経験も交えながらお話ししたいと思います。
22年間、WB工法の家に住んで感じていること
実は、私の自宅は22年前に建てたWB工法の家です。
長年暮らしてきて感じるのは、空気環境の良さです。
室内の空気が心地よく、夏も快適に過ごすことができています。
私自身、とても気に入っている家です。
ただし、一つだけ気になることがあります。
それは、冬の寒さです。
22年前の住宅ですから、現在の住宅と比較すると断熱性能はそれほど高くありません。
当時の仕様を現在の基準に当てはめると、おおむね断熱等級4相当の性能になります。
建築した当時としては、決して断熱性能の低い家ではありませんでした。
それでも、実際に22年間暮らしてみると、冬はやはり寒いと感じます。
もちろん暖房をつければ暖かくなりますが、暖房を止めれば室温は下がりますし、寒い朝には暖房が欠かせません。
だからこそ私は、これから家を建てる方には、断熱性能についてしっかり考えていただきたいと思っています。
断熱性能は、やはり高い方が暖かい
私はこれまで、全国のWB工法を採用している会員工務店の皆さんが建てた住宅を数多く見させていただきました。
その中で、さまざまな断熱仕様の住宅を実際に体感してきました。
断熱性能を数値で比較するだけではなく、実際にその家に入って、暖かさや室内環境の違いを肌で感じる機会が数多くありました。
そこで感じたのは、やはり断熱性能が高い家ほど、冬の暖かさを保ちやすいということです。
もちろん、暖房設備や窓の性能、日当たり、間取りなどによっても住み心地は変わります。
そして、何よりも大切なのは、設計どおりにしっかりと施工されていることです。
その大前提を踏まえたうえで、寒さの厳しい長野県で家を建てるのであれば、断熱性能にはこだわっていただきたいと思います。
長野で家を建てるなら、断熱等級はいくつ必要?
現在、新築住宅には原則として断熱等級4以上の省エネ性能が求められています。
断熱等級には4、5、6、7といった段階があり、数字が大きいほど高い断熱性能を表します。
では、長野県で家を建てる場合、どの程度の断熱性能が必要なのでしょうか。
私自身の経験からお伝えすると、
最低でも断熱等級5、できれば断熱等級6を目指していただきたい。
そう考えています。
断熱等級4でも、現在の省エネ基準を満たす住宅を建てることはできます。
しかし、長野の寒い冬をより暖かく、快適に、そして経済的に暮らすことを考えると、もう一段上の断熱性能を検討する価値は十分にあると思います。
もちろん、長野県内でも地域によって気候条件は異なります。
また、断熱性能を高めるためには建築費用もかかりますので、予算とのバランスも大切です。
だからこそ、住宅会社に任せきりにするのではなく、建築前に「この家の断熱等級はいくつなのか」を一度確認していただくことをおすすめします。
家の価格だけではなく、住んでからの光熱費も考える
家づくりを考えるとき、多くの方が気にされるのが建築費用です。
当然のことだと思います。
少しでも安く家を建てたい。
毎月の住宅ローンの返済額を抑えたい。
そう考えるのは自然なことです。
しかし、ここで忘れてはいけないのが、家を建てた後にかかるお金です。
例えば、長野市で断熱等級4の家と断熱等級6の家を比較した場合、一定の条件で間欠暖房を行う試算では、年間の光熱費に約5万円の差が生まれるケースもあります。
年間5万円ということは、20年間で100万円、30年間で150万円です。
もちろん、実際の光熱費は住宅の広さや設備、暮らし方、エネルギー価格などによって変わりますので、すべての住宅で同じ差が生まれるわけではありません。
それでも、長い目で考えれば決して小さな金額ではありません。
建築費用を抑えて住宅ローンの返済額が少なくなっても、その分、毎月の光熱費が高くなってしまえば、家計から出ていくお金は変わらないかもしれません。
住宅は、建てて終わりではありません。
その後、何十年も暮らしていく場所です。
だからこそ、建築費用だけでなく、住み始めてからのランニングコストまで含めて考えることが大切なのです。
断熱性能は、数字だけでは決まらない
ここまで断熱性能の大切さについてお話ししてきましたが、実はもう一つ、忘れてはいけないことがあります。
それが、施工品質です。
どれだけ高性能な断熱材を使用しても、どれだけ厚く断熱材を入れても、施工が適切でなければ、その性能を十分に発揮することはできません。
例えば、断熱材に隙間があったり、施工状態に問題があったりすれば、そこから熱が逃げやすくなります。
また、気密施工や窓まわりの納まりなども、住み心地に大きく影響します(寺島工務店では、断熱施工後に気密測定を行い断熱材が適切に施工されているかを確認しています)
カタログに書かれている数値が良いからといって、必ずしもその家が暖かくなるとは限らないのです。
私はこれまで多くの建築現場を見てきましたが、家の性能を最終的に形にするのは、やはり現場で働く職人だと感じています。
寺島工務店が大工の技術を大切にしている理由も、ここにあります。
良い材料を選ぶことと同じくらい、良い施工をすることが大切なのです。
暖かいだけで、本当に良い家と言えるのでしょうか?
そして、私がもう一つ大切にしていることがあります。
それは、家の中の湿気です。
私たちは家の中で生活するだけで、たくさんの水蒸気を発生させています。
料理をする。
お風呂に入る。
洗濯物を干す。
そして、呼吸をする。
人が生活する以上、湿気の発生をなくすことはできません。
この湿気を適切にコントロールできなければ、結露やカビなどの問題につながることがあります。
さらに注意したいのが、壁の中の湿気です。
壁の内部で結露が発生し、木材が長期間湿った状態になれば、腐朽などの原因となり、住宅の耐久性に影響する可能性があります。
もちろん、高気密・高断熱住宅そのものが悪いわけではありません。
適切な防湿設計や換気、施工が行われていれば、湿気による問題を防ぐことは十分に可能です。
ただし、断熱性能だけを高めれば、それですべて解決するというわけでもありません。
暖かいこと、空気環境が良いこと、そして家が長持ちすること。
これらをバランスよく考える必要があるのです。
寺島工務店がWB工法にこだわる理由
寺島工務店では、WB工法を標準採用しています。
WB工法は、断熱性能を確保しながら、壁内の通気や室内側の透湿性を活用し、湿気をコントロールすることを目指した家づくりの仕組みです。
夏と冬で通気の状態を変える仕組みを持ち、季節に応じた壁内環境を考えていることも特徴の一つです。
また、透湿性のある内装材を適切に組み合わせることで、室内で発生する湿気の一部を壁を通して移動させる考え方を取り入れています。
ただし、WB工法だからといって、結露や木材の腐朽が絶対に起こらないというわけではありません。
適切な設計、施工、換気、そして住まい方も重要です。
私たちが目指しているのは、単に断熱性能の数値を競う家づくりではありません。
長野の寒い冬でも暖かく暮らせること。
一年を通じて心地よい室内環境であること。
そして、何十年先まで安心して住み続けられること。
このすべてを大切にした家づくりです。
私自身、30年間WB工法の家で暮らしてきたからこそ、その良さも、当時の断熱性能では足りなかった部分も、実感しています。
だからこそ、これから寺島工務店が建てる家には、WB工法の特徴を活かしながら、現在の高い断熱性能もしっかりと取り入れていきたいと考えています。
11月7日(土)「県産材とWB工法セミナー」を開催します
ここまで、長野の冬を暖かく過ごすための断熱性能と、湿気対策の大切さについてお話ししてきました。
しかし、WB工法の仕組みについては、文章だけではなかなか伝えきれない部分もあります。
そこで、11月7日(土)に開催する**「県産材とWB工法セミナー」**では、WB工法の仕組みや特徴について、さらに詳しくお伝えしたいと思います。
なぜ断熱性能だけでは良い家にならないのか。
なぜ湿気対策が重要なのか。
そして、長野県産材とWB工法を組み合わせることに、どのような意味があるのか。
これから家づくりを考えている方に、ぜひ知っていただきたい内容です。
住宅は、一生の中でも大きな買い物です。
だからこそ、建ててから後悔するのではなく、建てる前に正しい知識を持っていただきたいと思っています。
「暖かい家」と「本当に良い家」は、必ずしも同じではありません。
長野の冬を暖かく、そして一年を通じて快適に暮らせる家づくりについて、一緒に考えてみませんか。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

↑お申し込みはこちらから
寺島工務店について
・所在地:長野県長野市
・対応エリア:長野市・須坂市・千曲市・中野市・軽井沢ほか
・特徴:WB工法・自然素材・社寺建築・高性能住宅
・URL:http://trsm-bco.jp/
・WB HOUSE公式サイト:https://www.wb-house.jp/
