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【開催報告】長野の森を守る家づくりセミナー 第1回

2026.10.05

長野で家を建てる私たちだからこそ、長野の森の未来を考えたい

10月3日、寺島工務店では**「長野の森を守る家づくりセミナー」第1回**を開催しました。

今回のテーマは、「長野の木と森を学ぶ」

講師として根羽村森林組合の鈴木専務理事をお招きし、ご参加いただいた皆さまと一緒に、長野の森の現状や、木が住宅に使われるまでの流れについて学びを深めました。

私たちは長野県に暮らしています。

朝起きて窓を開ければ山が見える。

通勤途中にも山があり、会社の窓からも、建築現場へ向かう途中でも、周囲を見渡せば山や森があります。

長野県に住んでいる私たちにとって、「山」や「森」はあまりにも身近な存在です。

しかし、その森がいつつくられ、木がどのように育ち、伐採され、製材され、そして住宅に使われているのか。

そこまで知っている人は、それほど多くないのではないでしょうか。

私自身も今回のお話を聞きながら、**「身近にあるからこそ、知っているつもりになっていたのかもしれない」**と感じました。

一本の木が家になるまでには、長い時間がかかる

私たちは住宅会社ですから、毎日のように木を使っています。

柱、梁、土台、床、造作材など、木造住宅にはたくさんの木材が使われます。

しかし、現場に運ばれてきた木材だけを見ていると、その木がそこに来るまでに、どれほど長い時間がかかっているのかを忘れてしまいがちです。

苗木を植える。

長い年月をかけて育てる。

山を手入れする。

適切な時期に伐採する。

山から運び出す。

製材し、乾燥させる。

そしてようやく、私たちが家づくりに使う「木材」になります。

私たちが当たり前のように使っている一本の柱にも、何十年という時間と、多くの人たちの仕事が積み重なっているのです。

戦後に植えられた木が、今、伐採の時期を迎えている

今回のお話の中で印象的だったのが、現在の長野の森についてのお話です。

現在、山に生えている人工林の多くは、戦後に植林されたものだそうです。

それから70年以上の年月が経ちました。

本来であれば、木を植え、育て、適切な時期に伐採して木材として利用し、その場所にまた新しい苗木を植える。

そうした循環を続けていくことが大切です。

今回のお話では、一つの目安として60年ほどのサイクルで植林から伐採までを考えるという説明がありました。

ところが現在は、その時期を迎えても伐採されず、そのまま大きく育っている木も多くあるそうです。

住宅に使う木は、単純に「大きければ大きいほど良い」「樹齢が長ければ長いほど良い」というものではありません。

用途によっては、大きく育ち過ぎたことで使いにくくなってしまう木もあります。

だからこそ、適切な時期に伐り、木材として大切に使い、そしてまた次の木を植える。

「植える→育てる→伐る→使う→また植える」

この循環を止めないことが重要なのだと学びました。

「木を伐らないこと」が森を守ることではない

「森を守る」と聞くと、

木を伐らず、そのまま残しておくこと

を想像する方も多いと思います。

しかし今回のお話を聞いて、それだけではないことが分かりました。

講演では、木の成長段階によって二酸化炭素の吸収量にも違いがあることや、山の手入れが行き届かなくなることで立ち枯れなどが起こり、山の状態によっては土石の流出などの問題にもつながっていくことを教えていただきました。

山に木がたくさん生えていれば、それだけで森が健全というわけではありません。

人が山に入り、手入れをする。

育った木を伐る。

その木を大切に使う。

そして新しい苗木を植え、次の世代の森を育てる。

この長い循環があって、初めて森を未来へつないでいくことができるのだと思います。

長野で家を建てる会社として、何ができるのか

今回のセミナーを通じて、改めて考えたことがあります。

それは、

「私たち寺島工務店に何ができるのか」

ということです。

私たちの仕事は、長野県で家をつくることです。

しかし、ただ家を建てればいいとは思っていません。

その地域で家づくりをする会社だからこそ、地域のことを考え、どのような材料を使うのかを考え、その土地に合った家をつくらなければならないと思っています。

長野県には、これだけ豊かな森林があります。

その木を地域の家づくりに活かすことができれば、木を伐る理由が生まれます。

木を使うことで山に手が入り、新しい木を植えることにつながります。

そして、その木を製材する人、大工として加工する人へと仕事もつながっていきます。

家づくりと森づくりは、別々のものではない。

今回のセミナーを通じて、そのことを改めて強く感じました。

まずは「知ってもらうこと」から始めたい

もちろん、寺島工務店だけで長野の森の問題を解決できるわけではありません。

私たちにも、まだまだやらなければならないことがたくさんあります。

その第一歩が、

「伝えること」

だと思っています。

これから家を建てようとしている方に、長野の山の現状を知っていただく。

家に使われている木が、どこで育ち、どのように自分たちの家までやってくるのかを知っていただく。

そしていつの日か、お客様の方から、

「せっかく長野で家を建てるなら、長野県産材で建てたい」

と言っていただけるようになる。

そのために情報を伝えていくことも、長野で家づくりをしている私たちの大切な仕事だと思っています。

長野の森を守る家づくりを、これからも

今回、貴重なお時間を使って「長野の森を守る家づくりセミナー」にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

今回聞いたこと、見たこと、感じたことを、ぜひご家族やお知り合いの方にも話していただければと思います。

一人が二人に伝える。

二人がまた誰かに伝える。

そんな小さな積み重ねによって、少しでも多くの方に長野の森の現状を知っていただくことができれば、このセミナーを開催した意味があると思っています。

私たち寺島工務店も、これから家づくりを通じて、

「長野の木を、長野の家に。」

という想いを伝え続けていきます。

家を建てることが、森を育てることにつながる。

そして今、私たちが行う家づくりが、50年後、100年後の長野の森につながっていく。

そんな未来を目指して、これからも**「長野の森を守る家づくり」**に取り組んでいきたいと思います。

改めまして、ご参加いただいた皆さま、そして貴重なお話を聞かせていただいた根羽村森林組合の鈴木専務理事、本当にありがとうございました。

次回は11月7日(土)「県産材とWB工法セミナー」

「長野の森を守る家づくりセミナー」は、今回で終わりではありません。

次回、第2回は**11月7日(土)**に開催します。

テーマは、

「県産材とWB工法」

です。

今回学んだ「森」から、今度は一歩進んで**「家」へ。**

長野の山で育った木を住宅に使うこと。

そして、その木を長く大切に使い続けるために、寺島工務店が取り組んでいるWB工法。

森と木と家がどのようにつながっているのかを、一緒に考えていきたいと思います。

第1回に参加された方はもちろん、今回参加できなかった方も大歓迎です。

ぜひ、ご家族やお知り合いの方と一緒にご参加ください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

↑お申し込みはこちらから

寺島工務店について
・所在地:長野県長野市
・対応エリア:長野市・須坂市・千曲市・中野市・軽井沢ほか
・特徴:WB工法・自然素材・社寺建築・高性能住宅
・URL:http://trsm-bco.jp/
・WB HOUSE公式サイト:https://www.wb-house.jp/